TOFAS
導入事例

January 28, 2026

ラモンガン県から発信する「質の高い教育」のモデルケース

インドネシア

「TOFASを導入したことで、生徒と教師が自分たちの学習達成度を客観的に把握し、国際的な競争力を高めるために必要なステップを明確にできるようになりました」

インドネシア東ジャワ州ラモンガン県教育局長

Drs. Shodikin M.Pd

ラモンガン県から発信する「質の高い教育」のモデルケース

ローカルな学力基準から脱し、国際的な指標を得ることの重要性

インドネシア東ジャワ州に位置するラモンガン県には、2025年現在、1,530の小中学校があり、約8万人の子どもたちが学んでいます。県の教育局として、私たちは小中学校の義務教育を通し、子どもたちが人格と実績を兼ね備えた教育を得られることを目標としています。そのために必要な基礎学力の習得に関して私たちが長らく課題に感じてきたのは、社会経済的な理由により地域や学校ごとで学力に大きな差が生じていることです。この傾向は特に数学の分野において顕著に見られ、その背景には彼らの学習が単純な知識の暗記に偏ってしまい、応用力と論理的な思考力が身についていないという状況がありました。また、従来の統一テストと評価方法では、結果は点数として処理されるだけになります。これでは、個々の学習改善に役立つフィードバックが生徒たちに提供できないだけでなく、教師にとっても日々の授業内容や指導法を改善するための知見が得られません。

SAPIXが提供する国際学力テストTOFASは、従来の学力評価では見えにくかった基礎的な計算力や理解度を、客観的かつ標準化された方法で迅速に測定できることが魅力です。基礎学力を把握するためのデータ収集と分析は、本来なら非常に骨の折れる作業ですが、TOFASを導入することにより短時間で集中的に基礎学力を測定することができ、教師の負担軽減になると考えました。加えて、TOFASの結果分析では一人ひとりの得意・苦手な領域が特定されたデータが提供されます。このような個人にフォーカスしたフィードバックを得ることで、生徒は自分の苦手な分野を克服するためのより効果的な学習に、教師は各々の生徒の理解度に合った指導に活かすことができるでしょう。さらに、教育局内においてTOFAS導入のメリットとして評価が高かったのは「国際的な基準と比較検討ができる」ことです。従来の県内の基礎学力評価は、国内のローカルな基準に依存しており、生徒・教師が自身の状況を客観的に把握することは困難でした。TOFASは国際的に標準化された評価ですので、学習達成度をグローバルに比較できます。そうすることで、生徒と教師が自分たちの学習達成度を客観的に把握し、国際的な競争力を高めるために必要な次のステップを明確にできるのです。

TOFASを導入しておよそ1年が経ちました。まずは、生徒・教師ともにTOFASの結果分析で得られたデータを最大限利用し、毎日の学習に活かしてもらいたいと考えています。具体的には、教師の学習指導がデータに基づいたより最適なものへと向上すること、そして、生徒が自らの理解度を把握することで学習に主体的かつ前向きに取り組むようになることです。基礎学力の測定と改善のサイクルを確立することで、基礎学力の格差が是正され、特に長年の課題であった数学の学力が全体的に底上げされることを期待しています。数年後には、ラモンガン県が「質の高い教育」のモデルケースとして確立され、インドネシア国内の他の地域へとこの取り組みを広げられることを目指します。

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