現地の日系企業にてTOFASを実施。見えてきた新たな可能性

ミャンマー
合格証を持って立っている二人の従業員

ミャンマーの日系企業の現地工場で働く従業員を対象に、TOFASを実施しました。3つの工場で実施し、合わせて1,000名以上が受験しました。これまでTOFASは、主に子どもたちを対象としてきましたが、今回は初めての大人、働く方々を対象としたものです。

実施した3つの工場で、それぞれ異なる成果が出る結果となり、TOFASの新たな可能性が見えてきました。
A社においては、従業員の持っている能力が分からないという課題があり、工場において共通言語である「計算」力を評価することで、従業員のポテンシャルを確認したいというご希望の元、TOFASを実施いただきました。結果、優秀な成績を残した従業員の半数は、意外なメンバーだったということが分かり、成績優秀者の一部には、能力に適したポジションやより難しい仕事がアサインされ、埋もれていた優秀な人材の発掘に役立てていただきました。

また、B社においては、TOFASの結果は仕事の評価には影響が無いことを事前に周知していたにもかかわらず、ライン・チームごとに、TOFASに向けた勉強会が自発的に行われました。結果として、正答率が非常に高かっただけでなく、学習に向け従業員が一致団結し、チーム力が上がったという成果が報告されました。
最後にC社では、現地の教育水準が高くない中、縁があって勤務してくれている従業員に教育サービスを提供したいという想いの元、TOFASを実施いただきました。C社は教育サービスの提供を、雇用側の努めとして続けていきたいという強い信念を持っておられ、SPRIXはその想いに共感し、TOFASだけでなく、継続的に学べる学習コンテンツの提供を将来的に検討しています。

このように、社内の埋もれた逸材の発掘や人材パフォーマンス向上による生産性改善など、工場におけるTOFASの実施には、様々な可能性があることが見えてきました。今後も継続して工場の従業員を対象にしたTOFASを実施することで、TOFASの更なる可能性を探っていき、子どもたちだけでなく、大人の方々の人生にも貢献していきたいと考えています。